販促品やノベルティを考えているなら、まず消費者の目線になってみましょう。どんなアイテムなら消費者の関心を集められるかを突き詰めていくと、ぴったりな販促品が見えてきます。また、販促品を消費者がどのように使ってくれるかも重要なポイントです。この記事では、販促品やノベルティの意味、オリジナリティを活かした販促品の選び方について解説します。
販促品やノベルティの意味
販促品もノベルティも「無料で消費者に配っている」という点は共通しています。そのため、両者を混同している人は少なくありませんが、実際は細かい意味や目的が異なる言葉です。まず、販促品は「企業や商品の宣伝」のために配布しているアイテムです。よく見る例としては、路上で行われているティッシュ配りでしょう。ティッシュに企業名、商品名をプリントすることで、受け取った人への宣伝効果が生まれます。一方、ノベルティとはつまり「おまけ」のことです。消費者が購入した商品に無料特典をつけて、「お得感」を持ってもらうのがノベルティの目的です。販促品は商品購入者以外にも不特定多数に配るもの、ノベルティは商品購入者のみに向けて配るものと覚えておいていいでしょう。いずれも高額である必要はありませんが、もらった側がうれしくなるようなグッズが最適です。
実際に使ってみてどんな効果があるか
販促品にせよノベルティにせよ、危険なのは「無料で配れば喜んでくれるだろう」という企業側の思い込みです。実際のところ、手軽に配布できるレベルのアイテムで「無料だからうれしい」とまで思ってくれる消費者は少数派です。むしろ、「荷物になる」「必要がない」「無料だけあって安っぽい」など、販促品に対してネガティブな感想を抱く消費者も多いでしょう。販促品、ノベルティの選定においては「実際に使ってもらえるか」を中心に考えましょう。受け取った消費者が嫌な気持ちにならず、しかも日常的に使い続けてくれるアイテムにこそ価値があります。また、消費者がさまざまな場所で使ってくれれば、それだけ商品にプリントされた企業名や商品名が人目につくことにもなります。企業目線で考えていても良い販促品は見つかりません。あくまで消費者目線にこだわりましょう。
自社のオリジナリティが活かせるものを選ぶ
販促品やノベルティでは「オリジナリティ」を意識するのが大切です。その理由としてはまず、既存のキャラクターやフレーズを使用すると著作料が発生してしまうからです。「無料で配っていた」というのは言い訳になりません。商標登録されたイメージを無断で宣伝に利用するのは違法行為にあたります。トラブルを避けるためにもオリジナルデザインで販促品を作成しましょう。そして、「ブランド化」も重要な理由になります。オリジナルデザインで作られた販促品は、企業のイメージ向上に役立ちます。アイテム自体はよくあるものだったとしてもデザインに個性があれば、消費者は企業に対してポジティブな印象を抱くでしょう。無難で無個性なデザインなら、ブランド化は困難です。「無料配布」以上の価値を付け足すためにはオリジナルデザインが不可欠だといえます。
オリジナルタオルも選択肢の一つ
販促品、ノベルティとして利用する際、好条件を満たしているアイテムの一つが「オリジナルタオル」です。タオルは軽量なのでどんな状況下で配布されていても邪魔になりにくい必需品です。また、タオルは質に関係なく、枚数が増えても困るものではありません。入浴や運動、台所など活用できるシーンは無数にあるからです。それに、タオルにはオリジナルデザインがプリントしやすいメリットもあります。インクジェットプリントなどの手法で、使い続けていてもロゴや印字がはげない仕上がりを期待できます。「人目につきやすい」のもタオルの特徴でしょう。デザインが美しいタオルは人前で使っていても恥ずかしくありません。つまり、多くの人に商品名や企業名を見てもらえます。オリジナルタオルは販促品、ノベルティに迷っている企業におすすめの選択です。
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